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申入活動
2015年05月29日
株式会社カプコンに、鬼武者Soul利用規約等に関する申入れを行いました
- 同社は、同規約において、未成年者が課金通貨の購入手続きを行った時点で、法定代理人の同意を得て購入しているものとみなす旨を定めています。当機構では、このような規定は、未成年者の取消権を不当に制限するものとして消費者契約法第10条により無効であるため、規定の文言を改めるよう求めることとしました。
- 同社は、同規約において、一定の事項に該当した利用者に対し会員資格の削除等の措置をとることができる旨を定めています。当機構では、当該措置をとる場合に、利用者に対して事前の告知と弁明の機会を設けるよう求めることとしました。
- 同社は、同規約において、会員に対し運営上必要な情報を通知し、同通知はサイト上等に掲載されたときから効力を発する、会員が同通知に従わない場合は禁止事項に該当する旨を定めています。当機構では、同通知がサービスに不具合が生じた場合に利用者が不正を行わないよう注意喚起をするという限度にとどまるのであればともかく、それ以上の恣意的な運用がされる怖れもあるため、条項の適用場面を限定して明示するよう求めることとしました。
- 同社は、同規約において、規約の変更は運営会社の判断によりできるものとし、規約が変更された時点で有効に変更されたものとし、会員等が規約の変更で生じた損害について一切責任を負わない旨を定めています。当機構では、このような規定は、消費者に不利益となる規約変更でもすべて消費者が受け入れなくてはならなくなり、消費者契約法第10条により無効であるため、消費者に不利益となるような規約の変更を行う場合は、相当の予告期間をおくなど消費者の利益に配慮した措置をとることを求めることとしました。